岡山県津山市、小中学校の夏休みを16日間に短縮 新型コロナによる臨時休業の補填のため

教育・保育・学校
         

 岡山県津山市は28日、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う臨時休校分の授業日数確保で小中学校の夏季休業期間を短縮し、8月1〜16日までの16日間とすると発表した。1学期終業式は7月31日、2学期始業式は8月17日となる。
 授業を実施できなかった日数は4月20日から5月19日までの18日間だが、例年家庭訪問などで3、4日程度を午前中授業としており、休業の実質は16、17日間程度。これを7月20日から31日と8月17日から26日の計16日間で代替る。また例年、午前中のみとしている1学期最終週も終日授業とし、今後の学校行事の準備期間短縮なども視野に入れ学習保障に努める。当初検討していた土曜日の授業は実施しない。
 このほか、延期になっている学校行事はあり方を工夫するなどして再検討するほか、部活動の対外試合、合同練習などは13日以降とする。
 一方、市立2幼稚園は、7月20日から8月26日まで、通常通り夏季休業し、7月20、21、22日の3日間を登園日とする。
 放課後児童クラブは小学校の授業実施に合わせて開所する。
 有本明彦教育長は「学習の遅れに対応するため苦渋の決断ではあったが、夏休み期間を短縮した。学校では体験できないことをしたり、新しい出会いなどを通して心豊かな成長につながる期間。短くなるが思い出に残る充実したものとなるよう家族で話し合ってほしい」としている。


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