岡山県津山市は17日、新型コロナウイルス感染症対策本部の第７回会議を津山市山北の市役所で開いた。緊急事態宣言の対象が全国に拡大されたことを受けた対応を協議。津山城（鶴山公園）や図書館など大部分の公共施設を18日から5月11日まで閉鎖・休館することなどが報告された。
閉鎖・休館するのは、123施設のうち97施設。密閉・密集・密接の「3密」を避け、感染防止を徹底するための措置で、観光・歴史や子育て、文化交流、スポーツ関係などあらゆる分野にわたる。企画展「天華百剣と名刀写し展」が開かれている津山市山下の津山郷土博物館も休館する。
イベント・総会は、中止が40件、延期11件、規模縮小2件となっている。
このほか会議では、市立の全小中学校と幼稚園を20日から5月8日まで臨時休校・休園とすることを報告。20日から、市役所本庁舎に市民の問い合わせに対応する「総合相談窓口」を設置する計画も示された。
国の緊急経済対策に対応した補正予算の編成を予定し、市独自の取り組みも検討することを報告。各部局でそれぞれ担当する分野の現状の情報収集に努め、連休明けをめどに取りまとめたいとしている。
閉鎖・休館する主な施設は次の通り。
【観光・歴史】津山城（鶴山公園）、衆楽園、津山洋学資料館、津山郷土博物館、和蘭堂など
【子育て】親子ひろば「すくすく」、親子ひろば「わくわく」、一時預かりルーム「にこにこ」、児童館、各園の地域子育て支援センターなど
【学び】市立図書館本館・地区図書館、中央公民館・地区公民館など
【宿泊・キャンプ】めぐみ荘、黒木キャンプ場、阿波森林公園など
【文化交流】ベルフォーレ津山、市立文化展示ホール、津山文化センター、旧妹尾銀行林田支店など
【スポーツ】グラスハウス、レインボープール、津山総合体育館、中央グラウンド、津山東体育館、津山陸上競技場など
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公共施設の休館や学校の休校などについて対応を確認した津山市の本部会議
