岡山県津山市は27日、新型コロナウイルス感染症対策本部の第5回会議を津山市山北の市役所で開き、市の備蓄マスクから2万5150枚を市医師会や高齢者・障害者施設、児童施設、学校に提供することを決めた。また、学校やイベントなど4月以降の対応を確認した。
関係者約20人が出席。マスクは現在備蓄している4万2000枚から、市医師会に5000枚、高齢者施設219施設に1万1700枚、障害者施設72施設に3600枚、放課後児童クラブ27クラブに1350枚、保育園28園に1400枚、幼稚園4園に200枚、児童養護施設3施設に150枚、小学校27校に1350枚、中学校8校に400枚を提供する。
小中学校については4月以降、通常どおりに再開し、入学式は規模を縮小、4・5月の宿泊を伴う行事は延期か中止を検討する。イベントや総会は、尾所の桜まつりのイベントや阿波ふるさと祭りなど26件が中止、東京2020オリンピック聖火リレーなど5件が延期の一方、乳児健診や育児相談など14件が実施(再開)となっている。
公共施設では子育て関連を中心に、親子ひろば「すくすく」、みどりの丘保育所や久米こども園などの地域子育て支援センターが6日から、児童館が7日から再開する。グラスハウスは1日から再開する。
感染症指定医療機関の津山中央病院からは、感染症病棟の8床に加え、結核用病床を新型コロナ用にして計18床に拡大したことが報告された。
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4月以降の対応を確認した本部会議