岡山県津山市は10日、新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・谷口圭三市長)の第15回会議を津山市役所で開き、感染症防止対策部会と経済専門家会議の設置について報告した。
感染症対策部会は、これまでの取り組みや課題を整理し、第2波、第3波に備えるため、感染症専門家や医療、介護、教育従事者らの意見を聞き、今後の対策に生かすのが目的。メンバーは10人程度とし、年度内に2回程度開催する。
経済専門家会議は、収束後を見据え、経済活動の回復や地域経済の活性化への対策の方向性について話し合い、今後のまちづくりに生かす狙い。経済分野の学識経験者、市のみらい戦略ディレクター、経済団体の代表者ら8人程度をメンバーとし、第1回を8月に開催する予定。
会議ではこのほか、勝北総合スポーツ公園のプールについて、コロナ対策と熱中症対策が難しいとして、本年度の開放を中止することが報告された。
また県の方針に沿って、市民への呼びかけとして「東京圏への移動は改めて必要性を検討し、やむを得ず移動する場合は夜の繁華街に関する施設への出入りは控える」ことを承認。イベントに関しては、概ね5000人以上での開催は自粛し、地域の祭りや行事などは十分な間隔の確保・入場者の人数管理などの対策を行うことを確認した。
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あいさつする谷口市長