◎…穂が出る前に稲を収穫する「青刈り」が岡山県津山市内で始まっている。青々とした稲わらは乾燥させて正月用のお飾りの材料にする。
◎…津山市下高倉東の農業・米井通孝さん(67)は7日、約10アールの田んぼ(下高倉西)でバインダーを使って作業。小気味よいエンジン音を響かせながら80センチほどに育った稲を刈り取り、手伝いの男性2人が束をまとめて地面に立てていく。
◎…乾燥機にかけたあと保管。お飾り作りは10月にスタートし、米井さんは1200〜1300個を手作りするという。真夏に行われる〝正月準備〟に「今年は天候の関係で少し丈は短いが、稲の色は良好。新型コロナウイルスの終息を願いながら心を込めて作りたい」と話している。
p
正月のお飾りに使うための稲わらを収穫する「青刈り」=下高倉西で