岡山県津山市小原の用水路で、国の特別天然記念物・オオサンショウウオを小学生が見つけた。近くの河川から迷いこんだ可能性があり、近所で話題になった。
その場に居合わせた美作大学短期大学部教授の桑守正範さん(52)によると、弥生小4年生の枝光倫樹君(10)と野山誠斗君(9)が、25日午後5時半ごろ、遊んでいる最中に発見。体長70センチほどで、幅約1メートルの水路の中でじっとしていて警戒する様子はなかった。
富山県出身の桑守さんは「知識にはあったが間近で見たのは初めてで、少年のように興奮した。子どもたちにとっても、珍しい生き物が見られて良い経験になったと思う」と話した。
水路は、横野川などが合流する宮川につながっており、市文化財保護係によると、雨で増水した際に移動してきた可能性もある。頻繁ではないものの市内では広く確認され、近年では皿川などで見つかっている。
発見した際は、同係へ(℡0868-22-4567)。
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小原の用水路で見つかったオオサンショウウオ(市民提供)
岡山県津山市小原の用水路で、国の特別天然記念物・オオサンショウウオを発見