政府の新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の全国拡大を受け、岡山県真庭市は17日、第6回目の対策本部会議(本部長・太田昇市長)を開き、20日から大型連休最終日の5月6日までの対応を決めた。市立の全26小中学校は休校しない方針を明らかにした。
小中学校について、近隣地域に感染者がないことなどから、感染症予防を一層徹底したうえで教育活動を継続する。市立19の幼稚園・保育園・こども園も開園、放課後児童クラブも継続する。ただし、同市内において複数の感染者が確認されるなど、同ウイルス感染症がさらにまん延する危険が高まった場合は、一斉に臨時休校措置をとる。
公共施設は原則、利用制限や中止の措置を取る。市立の全7図書館と7公民館は通常通り運営。このほかの市立の公共施設は休業する。指定管理者制度を導入している施設には活動自粛を要請する。
対策本部会議は久世の市役所であり、関係機関の代表ら、ウエブ参加も含め約30人が出席。太田市長は「具体的に、冷静に、人権感覚をもって適正に対応していく。いま地域の力が試されている」と話した。
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真庭市新型コロナウイルス感染症対策本部会議で対応を協議する出席者
岡山県真庭市、第6回目の新型コロナ対策本部会議ひらく