岡山県真庭郡新庄村ローカルワークデザインラボスタート

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 岡山県真庭郡新庄村の、新しい働き方・生き方を共に学ぶことで関係人口拡大を目指す「ローカルワークデザインラボ」の本年度オープニングセッションが13、14の両日、オンラインで開かれた。関東、関西を中心に、海外も含め延べ94人が参加した。
 昨年に続いて2年目。
初日は「今、地方で働くという意味〜ニューノーマル時代の新たな
働き方」がテーマで、講師は地方にいながら大手のインターネット広告制作などの仕事を可能にしたクリエイターズマッチ代表取締役・呉京樹さん=東京都=と、複業家でワーク・デザインラボ代表理事の石川貴志さん=東京都=が務めた。ビデオ会議システムで新庄村と東京をつなぎ、You Tubeで配信した。
 対談で石川さんは地域コミュニティで仕事をする際の〝非金銭的価値観〟の重要性を指摘し「初めから金銭的対価を求めない、ボランタリーな参加がいい」と述べた。呉さんは「ハードルを低くするのは納得。まず自分のスキルを提供して関係性をつくる。ビジネス化はそこから」と応じた。石川さんが「共感を中心にしたコミュニティをつくるのが理想。お金を中心にすると東京に負ける」と話すと、呉さんは「地域側に人を呼び込む〝物語〟が大切なる。人材育成が重要になると思うので、共感をもとにした学べる場があればいいですね」と語った。
 14日は「来たれ! ベンチャー型公務員を目指す人財」と銘打ち、同村総務企画課主任の千葉智明氏と鳥取県江府町総務課主任の梅林徹氏が対談した。
 次回は8月22、23日、「対話、マインドフルネス、自然」をテーマに新庄村でサマーキャンプを開催する。以降は「地域&アートの新しいカタチ〜半農半藝を考える」や「都市と地方をつなげる教育の挑戦〜デュアルスクールの可能性」などでオープンプログラムを展開予定。
写真
オンラインで配信された「ローカルワークデザインラボ」のオープニングセッション


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