観光案内と地元食材の販売を行う「なごみ茶屋」が20日、岡山県苫田郡鏡野町上斎原にオープンした。地域の活性化やにぎわい創出が期待される。
国道179号沿い、上斎原振興センター隣にある、茅葺(かやぶ)き屋根と水車が特徴の建物。昨年末で営業をやめた、なごみ茶屋うまいもん工房の施設(町所有)を町観光協会が借り受け、観光案内所を兼ねて新たにオープンさせた。
販売しているのはヒラメ(アマゴ)の甘露煮や塩焼き、弁当、おにぎり、カレーパン、ワッフル、ジビエの缶詰め、トリの唐揚げ、野菜など。初日から買い物客や観光客らでにぎわい、午前10時半には多くの商品が売り切れた。地元の主婦(76)は「昨年店が閉まって寂しかったが、再び店が開いてとてもうれしい。活気のある地域になってほしい」と話した。
この時期は高清水トレイルや恩原高原のニッコウキスゲ、岩井滝といった多くの観光スポットを楽しめる上斎原地区。同協会では「たくさんの人に親しまれ、なごんでもらえる店づくりに努め、地域の発展につなげたい」としている。
営業日は土、日曜、祝日で、冬季休業。時間は午前9時〜午後3時。
問い合わせは、同協会(℡0868-52-0711)。
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鏡野町上斎原にオープンした「なごみ茶屋」