作陽音楽大学(現・くらしき作陽大学)の卒業生を中心につくる「Come prima 04(コーメプリーマゼロフォー)」によるオペラ「ヘンゼルとグレーテル」が26日、津山文化センター=岡山県津山市山下=で開かれる。石見神楽で知られる島根県浜田市の社中が大蛇役を務めるほか、子どもたちの合唱もあり、メンバーは本番に向けて練習に力を入れている。
2015年に立ち上げ、7回目の公演。出演は、岡部しのぶさん(ソプラノ)、松本洋子さん(メゾソプラノ)、河原正枝さん(ソプラノ)、奥村哲さん(バリトン)、松本敏雄さん(テノール)、鳥越由美さん(ピアノ)、辻川謙次さん(ピアノ)。ヘンゼルとグレーテル、眠りの精、魔女役などを演じる。
グリム童話に収められた話をもとに、フンパーディンクが作曲したオペラ作品。全3幕を日本語で上演し、声楽家であるメンバーたちが豊かな歌声とダンスで舞台を彩る。西村神楽社中の大蛇2体が登場し、うねったり、ヘンゼルとグレーテルを襲ったりする場面は圧巻という。津山少年少女合唱団とキッズコーラスNICOが歌声を響かせるほか、段ボールで作ったお菓子の家などの大道具も見どころだ。
大谷の中央公民館などで練習しており、メンバーは「オペラは敷居の高いイメージがあるが、まずは聴いて、体験して魅力を知ってもらいたい。子どもから大人まで幅広い年齢の人たちに楽しんでほしい」とPRしている。
午後2時開演。前売り券は一般3000円、高校生以下2000円、親子券4500円で、当日は各500円増し。未就学児は無料。津山文化センターとベルフォーレ津山で扱っている。
問い合わせは、同センター(TEL:0868-22-7111)。