岡山県津山市にある美作大学と津山高専の図書館、同市立図書館による「三館連携15周年記念展示」が市立図書館で開かれ、各館の特徴や相互協力などを紹介したポスターなどに来館者が見入っている。1月3日まで。
「食」「子ども」「福祉」分野を中心に17万冊の蔵書を備えて学生らの学修・研究に寄与し、地域にも公開している美作大学図書館、理工学系の学術書を中心に8万冊の蔵書と機能的なスペースにICT機器などを備え、地域にも開放している津山高専図書館、市立図書館のサービス内容、利用案内について掲示。
相互協力協定の締結(2008年4月)により、3館の書籍を市民や学生が取り寄せ、各館で借りられるなどの利便性、講演会の共催などで地域の文化振興や相互の利用を促進していることを説明している。その取り組みが評価され、NPO法人知的資源イニシアチブ(IRI)のライブラリーオブザイヤー2022オーディエンス賞・優秀賞を受賞したこともアピールした。
市立図書館では「連携のサービス内容をまだ知らない市民も多く、大学、高専の書籍を取り寄せたり、足を運んで利用したりしてみてほしい」としている。