津山の夏を彩る一大イベント「津山納涼ごんごまつり」(同実行委主催)が8月2日、3日、奴通りと吉井川河岸緑地公園などで開かれる。今年のスローガンは「NEW STEP~つながる笑顔」。ごんごおどりの大パレードに始まり、県下最大発数となる花火大会まで、市民の笑顔をつなぐ2日間が繰り広げられる。
2日午後6時、奴通りでオープニングセレモニー。子どもたちの総踊りを皮切りに、「ごんごばやし」には17団体、「和っしょい!津山」には8団体が参加。カッパ姿の市民ら約1000人が、熱気あふれる踊りで中心街を彩る。
3日夜のクライマックスは、津山の夜空を焦がす大花火大会。午後8時から、昨年を上回る8200発が打ち上がる。音楽と融合するミュージック花火や、岡山初登場となるエメラルド色の新花火、しだれ桜を模した幻想的な演出など、見どころ満載だ。
ステージイベントも充実。初日は鶴山桜太鼓の演奏で開幕し、津山市出身の人気インフルエンサー「ピーチボーイズ」、女性アイドルグループ「STU48」が登場。2日目も市内12チームによるキッズダンスや、津山出身のアーティスト「DIーRAY」のライブなどが盛り上げる。
そのほか、縁日「ごんご」、BMX・スケボー無料体験会(城下スクエア)、昨年復活したお化け屋敷(津山商工会館)など、家族で楽しめる企画が盛りだくさん。
まつりは午後6時開始に変更し、熱中症対策も万全。スポットクーラーや3Dミストファン、散水車の導入に加え、臨時駐車場も増設。来場者は公式サイトで最新情報を確認できる。
昨年は2日間で13万4000人が訪れ、実行委では今年14万人以上の人出を見込む。企画部会長の片山英之さん(43)は「新しい挑戦を重ね、未来へとつなぐ祭りにしたい」と意気込んでいる。
問い合わせは、市観光振興課内の事務局(TEL:0868-32-2082)。
