市民後見人養成講座(県、津山市社会福祉協議会主催)が21日、山北の市総合福祉会館で開かれ、市民らが成年後見制度について熱心に学んでいる。
3回目の講座は「精神障害者」の理解をテーマに相談支援事業所きぼう・秋里勇治相談支援専門員が講師を務めた。「精神障害のある人との関わり方は、相手との物理的な距離や、互いの情報を開示する質や量など、後見人が安心して関われる距離を目安に」と指摘。その上で「『何かしなければ』と焦らないことが大事。肩の力を抜いて相手のことを知るのが人間関係を作っていく一歩」と話した。
また、津山市認知症の人と家族の会・藤原和江会長と、障害者施設ココロのみのり・伊東晴子施設長による認知症高齢者や知的障害者の理解についての講話もあった。
新見市在住の吉田富久江さんは「相手の気持ちになって考える大切さや、対応の仕方がわかって勉強になった」と話していた。
同講座は7回シリーズで最終日は10月21日。
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熱心に受講する参加者
市民後見人養成講座