市総合福祉会館 第16回「岡山県川柳大会」

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第16回「岡山県川柳大会」(県川柳協会、県文化連盟など主催)が11日、山北の市総合福祉会館で開かれ、県内外から集まった愛好家ら88人が句作に挑戦し、出来栄えを競った。
 同大会は美作、備前、備中の3地区が年ごとに持ち回って開催している。
 今回は、「出口」「金庫」といった6つの兼題に加え、当日は特別席題として「まつり」が与えられ、1人が1つの兼題に対して1〜2句(特別席題は1句)を投句した。その後、事前に募った142句と県内の小中学校13校の児童・生徒から寄せられた610句を合わせて、県川柳協会会長ら選者が秀句を選んで発表した。
 主な最優秀(天位)は次の通り。(敬称略)
【一般の部】▽出口=麗しい出口となった老母の葬(久米南町、杉山静)▽金庫=耐火金庫に臍(へそ)の緒と母子手帳(鳥取県、新家完司)▽残る=足跡が残る真直(まっすぐ)歩かねば(真庭市、石原英幸)▽飴(あめ)=十円でチャイナマーブル十一個(津山市、上原美佐子)▽疑う=疑えば金メダルまで錆(さ)びてくる(久米南町、長谷川紫光)▽魚=冷凍魚裂けばロシアが転げ出る(兵庫県、濱邉稲佐岳)▽まつり=初体験しましたフェスティバルの夜(久米南町、長谷川紫光)
 【ジュニアの部】▽テレビ=テレビにはぐうたらおばけひそんでる(真庭市遷喬小5年・渡野愛梨)▽わくわく=帰り道はずむ気持ちがスキップに(久米南中3年・片山歩実)

熟考して作り上げた作品を投句する参加者


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