第52回「全国消防救助技術大会」(23日、千葉県市原市)の陸上の部「ロープ応用登はん」に出場する津山圏域消防組合の隊員2人が9日、谷口圭三市長を表敬訪問し、大舞台での活躍を誓った。
出場するのは、消防本部情報指令課の田渕創消防士長(30)と、中央消防署久米南分署の柳原知輝消防士(24)。ロープ応用登はんは、登はん者と補助者が一組になり、高さ15メートルの垂直の壁をロープのみで登り切ったタイムを競う。田渕消防士長がロープの調整をし、柳原消防士が壁の頂上を目指す。自己ベストは10秒00。
二人は2022年から3年連続で中国大会に出場。6月の県大会に向け、4月末から非番の日や休日に訓練を重ね、県、中国大会でともに1位になり、念願の全国への切符を手に入れた。
谷口市長と中島完一議長が「日ごろの鍛錬の成果を発揮し、体調を整えて素晴らしい結果を残してほしい」などと激励。二人は「本番は救助現場のように緊張感を持って臨みたい」「自己ベスト更新、上位入賞を目指すとともに、知見を広げて地域に還元したい」と決意を述べた。