市長選中盤

行政・公共 市長選中盤
市長選中盤
         

 任期満了に伴う津山市長選は中盤に入り、元市議で新人の近藤吉一郎氏(56)=山方=、再選を目指す現職の谷口圭三氏(58)=志戸部=、元大学客員教授で新人の竹内幹雄氏(75)=加茂町下津川=が舌戦を展開している。厳しい冷え込みの中、各氏とも市内各地を駆け巡り、支持拡大へ熱い思いを訴えている。
 
 
 谷口氏はこの日、田熊や国分寺、日上、南新座、総社、高野山西、河辺などを巡り、こまめに街頭演説。「この4年間で8社の企業誘致ができ、紹介できる産業団地の用地はほぼない状況になっている。厳しい財政の中、お金をかけない工夫をして新しい産業団地を造り、雇用を創出して若者の定住につなげる」と強調。
 中心市街地の活性化には「商業機能は重要であり、空き店舗対策に集中的に取り組む。城下、城東、城西の歴史文化ゾーンを中心とした博物館都市構想を掲げてシティプロモーションに取り組み、市の拠点性を高めていく」と声を張り上げた。
 独自の活動を続ける竹内氏は加茂や高倉、大田、小原、田町、二宮、院庄などを選挙ポスターを貼りながら回った。一日35回を目標に街頭演説をこなす。
 「津山市は人口が減少し、限界集落や過疎地域の増加で消滅が予想される。全てのまちづくりで、みなさんがわくわくして参加できる仕組みを作り、市民参加の市政運営を行いたい」と主張。「私は50年間、全国各地や海外のまちづくりをした経験があり、津山でも数多くの実績がある。これを生かし、みなさんの意見を政策に反映させ、一緒に新しい津山を作りましょう」と呼びかけた。


1市政への思いを語る近藤氏

2続投への支持を訴える谷口氏
3独自の活動を続ける竹内氏


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG