厚生労働大臣表彰を受けた民生委員・児童委員の中原弘子さん(68)=野介代=への伝達式と、本年度の藍綬(らんじゅ)褒章を受章した元民生委員・児童委員の眞木好之さん(78)=川崎=の報告会が26日、岡山県津山市山北の市役所で開かれ、谷口圭三市長が2人の功績をたたえた。
中原さんは1998年に主任児童委員に委嘱され、2007年に城東地区民生委員児童委員協議会運営委員として円滑な運営に務めた。16年から津山市民生児童委員連合協議会の主任児童員部会副部会長に着任し、主に地域の子どもたちと学校、行政をつなぐ相談役として地域福祉の向上と委員たちの活動の推進に尽力している。
眞木さんは中原さんと同じ年に民生委員・児童委員に委嘱され、24年間在職。城東地区民生委員児童委員協議会会長、津山市民生児童委員連合協議会副会長を務め、委員活動の推進に尽力した。
この日、庁議室に訪れた2人を前に谷口市長は「住民たちを支える人たちが活発に活動することで、誰もが安心して暮らせる地域を作ることができる。長年に渡る尽力と功績に感謝を申し上げる」と謝意を述べた。
中原さんは「子どもの貧困、不登校、ヤングケアラーなど対処しないといけない課題がたくさんあり、まだまだ勉強が必要。たくさんの方々からご指導をいただき、自身を高めていきたい」。眞木さんは「受章は私一人の力ではなく、地域の方々、津山市や社会福祉協議会、包括支援センターなどみなさんのおかげ。応援していただき今日があると感じている。頂いた栄誉に恥じないように、社会福祉向上に向けて頑張っていく」と話した。