希望高等学園津山校生徒 ボランティア活動

教育・保育・学校
         

 通信制の希望高等学園津山校(大手町)の生徒たちは23日、西粟倉村大茅地区で、住民たちと一緒にハナモモの苗木を植えるボランティア活動を行った。
 同地区には、住民グループ・大茅地区活性化協議会が整備する「おおがや芝桜公園」があり、春には棚田のあぜ道やのり面に芝桜が咲きそろい、夏にはヤマアジサイが園内を彩っている。同協議会は、休耕地の再生・活用などを目的に、本年度から新たな景観づくりの計画を進めている。日ごろから地域貢献活動を行っている希望高等学園は県を通してこの活動を知り、参加した。
 集まった1〜3年生21人は保護者らと力を合わせ、畑のそばに穴を掘り、約80?の苗木をそっと据えた。丁寧に土をかぶせた後は、害獣対策に鉄製の柵などを立て、最後に自分の名前を書いた木札を取り付けた。この日は計約70本を植え付けた。
 2年・佐藤優成さん(17)は「みんなの力になれてうれしい。苗木が無事に育ってきれいな花が咲き、それを見に来た人たちで地域がにぎわうようになれば」と話した。
 ハナモモは、観賞用に改良された桃の木で、高さ約8?にまで成長するのもある。花つきは良くて色は白やピンク、赤色のほか、紅白などの混色も存在する。早いところでは3月中旬に開花するが、気温の低い場所では4月中旬に咲き始める。大茅地区活性化協議会はさらに植樹する範囲を広げていくとしている。


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