河辺小学校(岡山県津山市国分寺)で22日、イルミネーションの点灯と冬のお楽しみ会が開かれ、訪れた児童や保護者、地域住民たちは色とりどりに光るツリーや催しを満喫しながら交流を深めた。
子どもから大人までお互いの顔を知るきっかけをつくり、地域のつながりや絆を強めてもらおうと同校で取り組まれているあいさつ運動にあわせて学校運営協議会(坂本道治会長)が企画。
6年生57人が旧河辺村出身者の戦没者をしのび作った竹灯籠(とうろう)「平和のキャンドル」161個に明かりを灯(とも)した後、点灯式を開催。大勢を前に坂本会長は「どこで会ってもあいさつができるように、今日はたくさんの人たちと接して知り合いとなってほしい」と述べ、点灯した。
きらびやかな光景を楽しんだ後は、校内でカフェやライブ、ストーリーテリングを実施。5、6年生有志たちも参加してカフェで販売やケーキ作りの手伝いや、バンド演奏をするなどしてイベントを盛り上げた。
5年・三宅彪雅君(11)は「とても楽しみにしていた。イルミネーションが本当にきれいで驚いている。おいしいお菓子も食べることができてよかった。イベントの準備をしてくれた地域の人たちにきちんとあいさつをした後にお礼を言いたい」と話していた。
小林圓裕校長は「子どもたちが喜ぶ姿が見られてうれしく思う。学校は地元のみなさんによって支えられていると改めて感じている。今後も住民のみなさんと共にこの河辺を盛り上げていきたい」と語った。
