平沼氏は、公示前に行っていた個人演説会を封印し、3区全域を選挙カーで回りながらこまめにスポット演説を行う地道な選挙戦を展開。特に、前回差をつけられた真庭、津山市、勝央、奈義町の票固めをにらむ。
自ら出向いて顔を売り込む作戦を重視するのは、父で経産相を務めた赳夫さんの支持層の知名度拡大を図るためだ。赳夫さんもかつての支援者を中心に電話をかけて援護。組織の総力戦を敷き、浸透してきたとみる津山市以外の地域も、地盤がある県議の元職、現職らが票の取り込みに奔走している。
末澤由博選対本部長は「混戦の様相とみている。最後の最後まで支援に向けての声かけに徹するのみ」と表情を引き締める。
平沼 正二郎氏 衆院選折返し