岡山県津山市と美咲町の鉄道遺産を結ぶ「レトロリレーバス」(同市、同町主催)の運行が16日から始まり、バスファンや家族連れらの人気を集めている。今後10月1、14、15日に走る。
「岡山広域鉄道博物館号」として県内バス会社の車両を使い、津山まなびの鉄道館=津山市=~柵原ふれあい鉱山公園=美咲町=間を無料で運行する。
17日は備北バスの車両が登場。県内外からファンらが訪れ、車内の雰囲気や沿線風景を楽しんだ。津山市の美作大学放送研究サークルのメンバーが車掌役となり、両市町の魅力や歴史を案内した。
大阪府高槻市の男性会社員(56)は「年代物のバスの旅と吉井川沿いの景色を楽しみにして来た。旧片上鉄道の吉ヶ原駅の雰囲気も味わいたい」と話していた。
1日3往復運行。乗車人数は各便先着28人。まなびの鉄道館と吉ヶ原駅で整理券を配布する。14日はボンネットバスがお目見えする。