年賀状木版画講座が28、29の両日、大谷の市中央公民館で開かれ、市民らが来年の干支(えと)の丑(うし)を題材に版画作りを楽しんだ。
津山木版画会(曽田徳司代表)が恒例で主催し、初日は12人が参加。好みの下絵を選んで版木にのりで張り、会員のアドバイスを受けながら絵の縁や線、「賀正」の文字などを残すように彫刻刀で慎重に彫っていった。
それぞれ出来た版に水彩絵の具を色分けして塗り、はがきをのせてばれんでこすると、手作り感あふれる賀状の絵が刷り上がった。
小田中の主婦・春木久美子さん(57)は「版画は中学以来だが牛の顔が愛らしく仕上がり、彫り跡もいい感じになった。正月の友人の反応が今から楽しみ」。勝央町黒土の英語講師・カムエラ・ディエティカーさん(27)は「木で版を彫ってプリントするのはとても新鮮。日本の伝統文化にふれることができて面白かった」と話した。
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年賀状の木版画作りを楽しむ参加者
年賀状木版画講座、大谷の市中央公民館で開かれる
- 2020年12月5日
- 芸術