岡山県津山市西寺町の妙勝寺で31日、年越し水行が行われ、岸本康学住職(40)ら男性5人が冷たい水を頭からかぶり、心身を清めて新年を迎えた。
歳末報恩会とおたき上げ供養、除夜の鐘に続いて、岸本住職と参加者がふんどし姿で境内へ。水行肝文(かんもん)という経を唱えた後、気合いとともに手桶にくんだ水を勢いよく何度も浴び、1年のけがれを払った。訪れた檀家や住民らが水しぶきを散らす勇壮な姿を見守った。
香川県から水行をしに訪れた自営業の大髙正弘さん(53)は「皆さんと一緒に厄を落として良い年が迎えられそう」と話した。
この後、境内の最上稲荷堂で新年祝祷会(しゅくとうえ)が行われ、参拝者の家内安全や身体健全などが祈願された。