弓削小学校(岡山県久米郡久米南町)の児童が企画した「チャレンジフェスティバル」が11日、同校などで開かれ、空き家を使ったカフェなど手作りのイベントで地域を盛り上げた。
「久米南町を幸せいっぱいの町にしたい」と、総合的な学習時間を使って3~6年生が計画。児童が考えた100以上のアイデアの中から7プロジェクトを立ち上げ、4月から準備を進めてきた。
児童がプログラミングしたゲームの体験、お化け屋敷、ピアノの演奏、手作りフルーツサンドの提供、運動会といったプロジェクトごとに会場を設置。大勢の保護者や地域住民が訪れ、子どもたちと交流を深めながら楽しんだ。
校門前の空き家に設けられた「弓削カフェ店」では児童たちが店員に。飲み物やお菓子、ポップコーンなどの注文を取り、来店客に笑顔で運んだ。地元の70代の女性は「子どもたちの頑張っている姿がとても良かった。地元密着の取り組みで地域に元気が出る」とにっこり。
6年生の西山いろはさん(11)は「下の学年のみんなと協力し、お客さんから『ありがとう』と言ってもらえるとうれしい。空き家の活用が進んで、もっと幸せな久米南町になってほしい」と話していた。
