岡山県ソフトボール協会指導者委員会は14日、1月末に立ち上げた事業「ASOBALL(アソボール)プロジェクト活動」を開始した。県内の各保育園や幼稚園などでボール遊びの指導を行い、子どもたちの体力づくりや情操教育に役立てるほか、スポーツの普及にも力を入れて行く。
アソボールは、楽しく体を動かすことを目的に日本ソフトボール協会(東京都)が発案。感受性豊かな乳幼児(0〜6歳)期に体験することで社交性や協調性、考える力を伸ばす効果が期待される。また、小中学校で取り組まれているベースボール型スポーツ(野球、ソフトボールなど)の授業への参加もスムーズにできるとみている。
初回は、中央かめっこ保育園(美咲町打穴下)で実施し、年長組36人が参加。協会から依頼を受けた美作高校のソフトボール部監督・杉本有加教諭と、同大学・短期大学生を含めた女子部員計6人が指導にあたった。
園児たちはスポンジ製のボール(直径約10㌢)に触ったり、扱い方を学んだりした後、ティーバッティングに挑戦。幼児用のバットを手にし、コーンの上のボールに目がけて思いっきり振った。遠くにボールが飛んでいくのを見て、みなが歓声を上げていた。このほか、幼い子どもに合わせてルールを変更した試合も行われた。
草地里音君(6)と重松杏ちゃん(6)は「ボールを遠くまで打ち飛ばすことができてうれしかった」「優しく教えてもらってわかりやすかった。また友だちと一緒に遊んでみたい」と話していた。
3月には美作大学附属幼稚園でも行う予定。
幼児教育に新たな取り組み!「アソボールで高まる期待」/ 岡山県津山市