弥生小学校=岡山県津山市=で8日、かかし作り体験授業が行われ、2年生(70人)と5年生(70人)が地域のお年寄りたちに教わりながら励んだ。
同校の2、5年生は毎年地域住民の水田を借りて田植えなどをし、稲作の大変さや食の大切を学んでいる。10月上旬に行う稲刈りを前に、スズメの食害から守ろうと、2年生は昨年に続き2回目、5年生は初めて取り組んだ。
大田北陵老人会の7人が指導にあたり、2年生は2本の木材を組み合わせた簡易的なものを製作。ガムテープでペットボトルや緩衝材などを支柱に巻き付けて胴体を作ったり、用意していた衣服を着させたりした後、最後にボールで作った頭部を取り付けて完成させた。
2年生の上原仁加さん(7)と山縣小夏さん(8)は「作るのは難しかったけど、老人会のみなさんに丁寧に教えてもらい、上手にできたのでうれしかった」。「みんな頑張って作ったので地域の人や田んぼの前を通る人に見てもらいたい」と話していた。
このほか5年生は廃材などを用いて関節を動かせるユニークなかかしを製作した。11日に北陵中学校付近の田んぼに設置する予定。