犯人検挙に貢献したとして、岡山県警津山署と同署管内金融機関防犯協力会は10日、中国銀行院庄支店(脇本仁志支店長)と行員の林容子さん(62)に感謝状を贈り、功績を称えた。
同支店によると、9月24日に発生した強盗未遂事件で容疑者から拳銃のようなものを突き付けられ「金を出せ」と要求されたが、8月に防犯訓練を行っており、その際の経験を生かし、店内にいた客9人の安全確保、警察への迅速な通報などを行員15人で連携して行い犯人検挙にいたった。
林田の同署で行われた贈呈式では、安原卓志署長が「日頃の防犯訓練の成果を発揮して勇敢な対応により犯人逮捕に大きく貢献した。その功労を称えると共に今後も協力をお願いします」と述べ、感謝状を手渡した。林さんは「容疑者から拳銃のようなものが見えて即座に強盗だと覚悟した。かなり緊張もしたが、訓練を思い出し落ち着いて対応できた。けが人や被害が出なかったことが本当に良かった。今後も有事への備えをしっかりとしたい」と決意を新たにしていた。さらに、脇本支店長は「行員が訓練を生かし連携がうまくいった。日頃から防犯機器の整備などにも努めているので、今後も防犯意識をさらに高めていきたい」と話した。
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