世界的な彫刻家・画家の武藤順九さん(70)=昭和町=による「お絵かき寺子屋」が22日、奈義町豊沢の町現代美術館で開かれ、同町や津山市の親子連れら22人が自由に発想を膨らませながら墨絵を描いた。
「葉っぱの一年」がお題で、墨のすり方と濃淡やにじみの出し方を教わってから開始。長さ6?の和紙に思い思いに毛筆を滑らせ、それぞれの感性を表現。1時間ほどで十人十色の絵巻物が完成した。
高倉小2年・美土路日菜さんは「晴れたり、雨が降って葉っぱがたくさん茂り、花も咲いて虫や鳥たちが遊びに来たのを描いた。墨絵は楽しい」とにっこり。
武藤さんは、子どもたちの作品について「どれも個性があっていい。大切にし、大人になった時に思い出してまた見てほしい」と呼びかけた。
同寺子屋は、子どもの想像力育成と伝統文化継承を狙いに武藤さんが全国各地で展開。県北では津山、真庭市、鏡野町に続いて企画し、12月6日にも同館で開く。
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自由に墨絵を描く子どもたちと武藤さん
彫刻家武藤さんお絵かき寺子屋
- 2020年11月25日
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