宮脇町の徳守神社で3日、「大節分祭」が開かれ、福を求める大勢の家族連れらでにぎわった。
午後3時からの特別祈願祭で禰宜(ねぎ)が開運厄除を祈祷。厄払いをうけた男女約6人が特設舞台に上がり、「鬼は外、福は内!」と威勢よく、福銭や福豆、お菓子などをふりまき、参拝客たちは歓声を上げながら拾っていた。
また午後18時50分からコロナ禍で中止をしていた「鬼やらい」の神事を3年ぶりに再開。鬼に扮(ふん)した高校生や地域の小学生、氏子らが神門から拝殿に参入し、待ち構えていた年男や年女らが豆を投げて追い返した。鬼が逃げた後は受け取るとその年の福男や福女になるという神矢が放たれた。鬼を払う役割を担った年男の和田清さん(72)は「一度やってみたかった役ができてよかった。みなに幸福を与えられる福男になれたら」と語る。
参拝に来ていた西小3年の垣内新君(9)は「家族みんなが元気に過ごせるようにと願った」。父親の宏治さん(37)は「各地でさまざまなイベントが再開しているのは喜ばしい。今年こそコロナ禍が収束してほしい」と話した。
徳守神社 大節分祭