徳守神社の夏越祭が23日、岡山県津山市宮脇町の同神社で開かれた。境内を燈籠(とうろう)と行燈(あんどん)で彩る「万燈籠」や、奉納演芸などが行われ、参拝者が納涼の夕べを楽しんだ。
拝殿前に茅(ち)の輪が設置され、訪れた人たちが無病息災などを祈願。万燈籠では本殿周囲に子どもや美作高校の生徒が絵を添えた紙行燈、竹灯籠が飾られ、拝殿内にも明かりが並び、幻想的な光景が浮かび上がった。
同校によるプロジェクションマッピングでは、神輿(みこし)庫の白壁を利用して“光のアート”が投影され、家族連れらを魅了。奉納演芸もあり、津山鶴丸太鼓の演奏、なぎなた演舞、書道パフォーマンス、ブラスバンド演奏などが次々に披露され、夏祭りを盛り上げた。豪華景品が当たる抽選会もあった。
一方、そばの徳守神社会館には青年有志「徳守ゴーストバスターズ」によるお化け屋敷が登場し、子どもたちの人気を集めた。