岡山県津山市桑下の慈恩寺で、恒例の「朝の座禅会」が開かれ、参加者は自分の心を見つめ、心身を清浄にして一日をスタートさせた。
今年で37年目を迎え、2日目の22日は親子ら7人が参加。河本寂昭住職とラジオ体操で体をほぐし、本堂で般若心経を唱えたあと座禅に取り組んだ。朝日が差し込む中、手と足を組んで背筋をまっすぐ伸ばして約20分間、静かに自己と向き合った。時折、警策で背中をたたく音が響いていた。
秀実小学校1年の岸川彩心さん(7)は「足が疲れたけど最後まで頑張る。夏休みの宿題の作文に書きたい」。河本住職も「子どもたちには静かに座って息を数え、集中する力を高めてほしい」と話していた。