第44回「手をつなぐ育成会岡山県大会」が17日、美作大学=岡山県津山市=で開かれ、障害のある人が地域で豊かな生活をする地域共生社会の実現に向け、約500人が思いを一つにした。
津山開催は2011年の中四国大会以来13年ぶり。今回は津山、勝英、真庭地域の3市5町2村の合同で開いた。
開会式では事業所勤務者、通所者、保護者、学校・施設職員ら73人を表彰。続いて「意思決定支援」のあり方をテーマに、植草学園大学の野澤和弘副学長を講師に迎えた講演、シンポジウムを行い、参加者は熱心に耳を傾けた。
障害のある本人たち発表では、津山市の「なかまぁず」が活動を紹介。課題と目標について「家族の送迎がないと移動手段がない」「みんなで気軽に参加できる会にしたい」と説明した。元気いっぱいにダンスも披露し、会場の出席者も一緒に踊って交流を楽しんだ。
このほか分科会や製品販売もあった。