美作高校の「八稜祭体育の部」が22日、岡山県津山市の津山中央公園グラウンドで開かれた。本年度は「やっちゃえ美作 青春と鼓動を弾ませろ」をテーマに全校生徒823人が思いを一つにして会場を盛り上げた。
熱中症対策として昨年度から6月に変更して開催している。生徒一人ひとりが運営に携わり、意見を出し合いながら作り上げてきた体育祭。赤、紫、緑、黄、青色のブロックに分かれ、リレーや綱引きといった競技で白熱した戦いをみせた。
「ブロック対抗リレー」ではスタートの合図とともに第1走者が力いっぱいグラウンドを疾走し、観客席から声援が飛び交った。応援合戦では各ブロックがシンボルカラーのポンポンなどを手に、軽快な音楽に合わせてダンスを披露。このほか体育部対抗リレーでは、野球部や陸上競技部、バスケットボール部といった各部が威信を背負ってせめぎ合いを見せた。
兄を応援しに来たという鶴山中3年の森重悠太君(14)は「一生懸命に取り組んでいる姿がかっこよかった。頑張った分、終わった時の達成感がすごいと思う。兄の姿を見習って自分も物事に打ち込みたい」と話した。
八稜祭文化の部は11月に行う予定。