津山工業高校建築科の3年生は、岡山県の「木のぬくもり実感」事業を活用した課題研究で木製ベンチ13基を製作し、津山市観光協会へ寄贈した。
ベンチは長さ140センチ、幅43センチ、高さ45センチで、県産ヒノキの間伐材を使用。景観に調和するよう工夫されたデザインで耐久性も考慮しているほか、角を丸く削り座り心地や安全面にも配慮している。授業で学んだ技術や知識を生かし約4カ月かけて作った。
山下の津山城(鶴山公園)表門前で19日、寄贈式が開かれ、林佑真さん(18)が「観光に訪れた方が津山の素晴らしい景色を見ながら休憩できる場所を届けたいという思いで作った」と話した。河本義登観光協会副会長は「大変立派なものを作っていただきありがたい。数多くの観光客に喜んでもらえるよう、大切に使わせていただく」と感謝の言葉を述べた。
寄贈されたベンチは、同城のほか、津山まなびの鉄道館(大谷)、和蘭堂(西新町)にも設置される。
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