本年度「津山市戦没者追悼式」が17日、岡山県津山市山北の津山総合体育館で開かれ、日清戦争から第2次世界大戦までの戦没者3661柱の冥福を祈り、恒久平和への誓いを新たにした。
来賓と遺族の計約210人が参列し、祭壇に向かい、全員で黙とう。谷口圭三市長が「最愛の家族を案じながら、遠い異国の苛烈を極めた戦地に倒れた御英霊の思いをしのび、多大な犠牲を風化させることなく後世に伝えることは私たちの責務」と追悼の辞を述べた。
中島完一市議会議長に続いて、遺族代表の市遺族連合会・庄司和代倭文地区会長(82)=里公門=が「終戦から79年。私は父の顔を知らずに育った。今ある平和と繁栄は尊い犠牲のおかげ。同じ過ちを繰り返してはならない」とあいさつ。
このあと一人ずつ献花台に白菊を手向けた。