鏡野町上斎原の恩原高原スキー場で4日、リフトの座席の取り付け作業が行われた。オープンは12月26日の予定。雪不足が懸念される一方、今年は、新型コロナウイルス感染防止のために全面営業は見合わせる。
初級から上級まで3コースあるパノラマゲレンデ(最大約700㍍)のみとし、レイクサイドゲレンデを休止。レストハウスの席を減らし、ウェアの貸し出しも取りやめる。
この日は8人で作業し、3基のリフトに計202台を設置。重さ約80㌔の座席を1台ずつ持ち上げ、ワイヤーに入念に固定していった。今後ブレーキテストなども実施するという。
昨シーズンは、例年と同じ12月下旬にオープンしたものの、暖冬の影響で降雪に恵まれなかった。営業開始は、全ゲレンデが整備された1989年以降最も遅い2月上旬にずれ、来場者数は12日間で3000人台にとどまった。
小椋辰也所長は「今冬は例年よりも寒いという予報もあり、期待したい。感染防止に万全を期し、安心安全に客を迎えたい」としている。来場者は3万人を目指すという。
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パノラマゲレンデのリフトに取り付けられる座席
恩原高原スキー場、リフト整備
- 2020年11月6日
- 経済・産業