岡山県津山市立の中学校全8校で12日、本年度卒業式が行われ、計849人(男子466人、女子383人)が恩師や友だちへの感謝を胸に、思い出が詰まった学びやを巣立った。
北陵中学校=大田=では208人(男子118人、女子90人)が卒業。保護者、教職員ら約250人が出席した。
午前9時半、吹奏楽部の演奏と来場者の温かい拍手に迎えられ卒業生が入場。一人ひとりの名前が読み上げられた後、齊藤員由校長が各クラスの代表に卒業証書を手渡した。校長式辞ではコロナ禍で制約のあった学校生活に触れながら、「勉強や部活動、学校行事に前向きに取り組んできた姿が目に焼き付いている。3年間で培った『友情』『責任』『躍動』の気概とともに、新しい自分を見つけながら前進を続けてほしい」とはなむけの言葉を贈った。
2年の岡桃生華さんが「共に過ごした2年間は得難い経験。先輩方が築き上げてきた伝統を引き継ぎ、次の世代へとバトンをつないでいきたい」と送辞。卒業生の内田菜さんが、入学時からの思い出を振り返りながら保護者や教職員に感謝を伝え、「それぞれの道で楽しいことも辛いこともあると思うが、仲間と学んだことを礎に頑張っていく」と答辞を述べた。