バスケットボールB3リーグのトライフープ岡山は、10月7日の新シーズン開幕に向けて29日から岡山県津山市で合宿を行い、悲願のB2昇格に向けてチーム力の強化に取り組んでいる。
同市はホームタウンの一つになっており、津山合宿は昨年に続いて2回目。会場の津山総合体育館では30日にセレモニーがあり、谷口圭三市長らが歓迎の言葉を述べた。
選手12人が参加。ウオーミングアップをした後、3対3や実戦形式での練習に汗を流し、シュートを放つ位置や攻守の連係などを確認した。この日のみ公開され、事前に申し込んだファンが気迫あふれるプレーに見入った。同県鏡野町の会社員・斎藤博将さんは「B2昇格を目指して頑張ってほしい。ホームゲームにはできるだけ応援に行きたい」と話した。
今季から指揮を執る大森勇ヘッドコーチは「とにかくB2昇格を見据えてやっていく。この合宿でチームの完成を目指したい」。”昇格請負人”として期待される髙畠佳介新キャプテンも「見てくれた人たちに勇気を与えられるバスケをしたい」と決意を新たにした。
合宿は1日まで非公開で行われ、最終日の2日には選手が地元のクラブチームの練習に参加して子どもたちに指導する。
チームは10月7、8日にアウェーで開幕戦を迎えた後、14、15日に津山総合体育館でのホーム初戦に臨む。