岡山県津山市文化協会「津山芸術文化祭」ステージの部が25日、同市山下の津山文化センター大ホールで開かれ、加盟8団体による多彩なジャンルの演目が大勢の来場者を楽しませた。
皮切りは津山朗読同好会SAKURAのメンバーが小説『夜の道』の一節を情感たっぷりに朗読。続いて美琳会の尺八演奏、鶴山桜太鼓は威勢のいいばちさばきで軽快な音色や迫力ある連弾をホールいっぱいに響かせた。
この後、津山情緒保存会の踊り、桜華流華の音の詩吟、津山喜多会の謡曲などもあり、演目ごとに観衆から大きな拍手が送られた。
一方、作品展示会が開かれた展示・リハーサル室では、サブイベントとして童謡ひろば〜うたわらべによる歌のパフォーマンスも好評。
同市の主婦・楢本真弓さん(66)は「朗読は登場人物の心情や物語の情景まで浮かぶようだったし、和太鼓は子どもたちの息の合った演奏に元気をもらった」と話した。