岡山県津山市は17日、意欲的な農業経営に取り組む新野東の岡本倫典さん(52)、南方中の中西啓さん(48)を農業士に認定した。新年度から27人となる。
岡本さんは水稲作物を中心に地域での農地集積を進め、経営規模拡大とともに、高性能機械の導入、飼料用米や酒米などへの転換により、効率的、安定的な経営に努めている。中西さんはブドウ栽培に従事し、複数の品種で露地とハウスを組み合わせて出荷時期を調整し効率的な経営を行うとともに、県就農アドバイザー着任など新規就農支援にも積極的に取り組んでいる。
山北の市役所での認定式で谷口圭三市長が「農林業がビジネスモデルとして成り立つことが大事だと思っており、もうかる農業につなげていきたい。みなさんの活躍と県北の農業の発展に期待したい」と激励し、認定証を手渡した。
岡本さんは「地域農業の発展に少しでも貢献できるよう頑張りたい」。中西さんは「なりわいとして農業をしていく人を増やしていきたい」と抱負を述べた。
市農業士は、地域農業の中核者や新しい農業経営者のリーダーとして地域農業の発展に貢献する目的で、研修や視察などを行っている。
意欲的な農業経営に取り組む2人を農業士に認定 / 岡山県津山市