津山中央看護専門学校の卒業式が5日、川崎の同校体育館で行われ、第35期生25人が家族と教員、同級生らへの感謝と自身の決意を胸に看護の道へと踏み出した。
式典には保護者、教職員、在校生ら約100人が出席。卒業生一人ひとりの名前が読み上げられた後、安藤佐記子校長が代表生徒に卒業証書を手渡し、「本校で培った人間力を備蓄にし、身に付けた課題解決能力と自己教育力を生かしてたくましく生き抜くことを願う。新なスタート地点立ち、目指す看護師の姿を思い浮かべながら妥協せず、努力を続けてほしい」と式辞を述べた。
津山中央病院の林同輔院長の祝辞、記念品や花束贈呈に続き、在校生を代表して2年・周藤柚良さん(20)が「学んだ知識と技術を生かしてご活躍することを願っています。先輩方が乗り越えてきた道を在校生もたくましく歩み、みなさんに追いつけるように努力します」と門出を祝福。
卒業生代表の上田智桂子さん(38)はこれから同じ道を歩む後輩たちに励ましの言葉を贈った後、「医療環境が変化しようとも、私たちが大切にしないといけないのは一人ひとりの命。かけがえのないものということを忘れず、本校での学びを生かして精進していく」と決意を述べた。
最後に、卒業生全員が感謝の気持ちを込めて式歌と校歌を斉唱した。卒業する生徒のうち21人が津山中央病院へ就職。そのほかの生徒も地元の病院などへの就職が内定している。
