津山中央看護専門学校(岡山県津山市)の卒業式が20日、川崎の同校体育館で行われ、第33期生34人が感謝と決意を胸に看護の道へと踏み出した。
卒業生、保護者、教職員らが出席。一人ひとりの名前が読み上げられた後、橋本達也校長が代表生徒に卒業証書を手渡し、「今後みなさんの行動には責任が伴う。他者を思いやり、状況によって正しい判断できる「大人の心」を持ち、患者の健康と命を守るためにたゆまぬ努力を続けてほしい」と式辞を述べた。
津山中央病院の林同輔院長の祝辞、記念品や花束贈呈に続き、在校生を代表して2年・辰原彩香さん(20)が「不安な時も温かい言葉をかけてくれて感謝しています。先輩たちを手本にし、また後輩たちの手本となるように精進していきます」と送別のことばを送った。
卒業生代表の春名亜美さん(21)は、病院での実習や学校行事などの思い出にふれた後、「新型コロナウイルスがまん延していた時期に入学し、さまざまな制限を受ける中で苦労や不安もあったが、みなさんの支えによってこの日が迎えられた。切磋琢磨(せっさたくま)できる仲間に出会えたこと、学んだことを誇りと自信にして励んでいく」と決意を述べた。
卒業生のうち30人が同病院に就職する。