成名小学校(野村)で25日、地元の陶芸家・奥田福泰さん(69)=野村=の出前授業「陶芸作品発表会」が行われ、4年生16人は自分たちで作った■世界に一つだけの絵皿■を披露した。
絵皿は先月実施した陶芸体験授業で制作。子どもたちは粘土をこねて丸皿をつくり、そこに絵を描いたり、色付けをしたりした。その後、奥田さんが工房に持ち帰り、窯(かま)で焼き上げて完成させた。
発表会では、完成品をクラスメートに見せながら一人ひとりが「塗った時よりも色が鮮やかできれい」「かわいいキャラクターの皿を作った。さっそく料理を盛り付けたい」などと感想を述べた。発表会に先立ち、陶芸の歴史や制作工程を学ぶ授業も行われた。
小林彩乃さん(9)は「皿に絵を描くのは大変だったけど、上手できていてうれしい。また作ってみたい」と話した。
出前授業は、地域に住む芸術家から技術を教わり、ものづくりの楽しさに触れることを目的に開いて9年になる。奥田さんは学校ボランティアに参加しており、昨年は清泉小(綾部)や中正小(宮部下)でも行われた。
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完成した作品を掲げる4年生
成名小学校 出前授業「陶芸作品発表会」
- 2022年1月26日
- 教育・保育・学校