津山っ子を守り育てる市民の会加茂ブロックの親子ふれあい協同体験事業「キノコ栽培体験学習」が26日、加茂町塔中の加茂小学校(岡山県津山市)で3年ぶりにあり、子どもたちは成長を楽しみにしながら、シイタケとナメコの種駒を原木に埋め込んだ。
保育園児から中学生までの子どもたちと保護者ら約40人が参加。
同ブロック役員12人が先生役を務めた。
須田京祐会長(74)=加茂町齋野谷=がキノコの植菌から収穫までを説明。子どもたちは指導を受けながら、約70〜100㌢のナラとヤマザクラのホダ木に、金づちで軽快な音を響かせながら種駒を打ち込んだ。家でもキノコを育てているという加茂小6年の山本颯舞君は「いつもはお父さんと2人で作っているけれど、今日は家族5人でできて良かった」とにっこり。
恒例のキノコ汁の食事会は、コロナ対策のため中止した。2本のホダ木は家に持ち帰り、育てる。
須田会長は「10年前から続けている行事で、3年ぶりにできて良かった。来年はキノコ汁も復活させたい」と話していた。
成長を楽しみにシイタケとナメコの種駒を原木に埋め込む「キノコ栽培体験学習」/ 岡山県津山市