岡山県津山市立図書館の「布えほんボランティア」が制作した作品展が同館で開かれている。創意工夫を凝らした布製の絵本やおもちゃを利用者たちが手に取り楽しんでいる。26日まで。
同市出身の絵本作家・関屋敏隆さんの著書「ふぐ星人の地球えんそく」など、色鮮やかな布を縫い合わせて再現した絵本3点のほか、昔話「きんたろう」をイメージした人形、輪投げや魚釣りゲーム、タペストリーなど計17点を展示している。
訪れた人たちは絵本の世界に引き込まれたかのように観賞している一方で、子どもたちは毛糸やフェルトのおもちゃに触れ、喜びながら遊んでいた。
会社員の菅原七海さん(18)と母親の弘美さん(60)は「細やかな作りがすばらしく、手作りならでは温かみがある。子どもたちの情操的な面の成長も促すのではないかと思っている」と話していた。