手描き友禅講師・赤松梢さん(74)=小原=による「花友禅作品展」が沼のくらやアートホールで開かれ、多彩な意欲作が来場者の注目を集めている。18日まで。
3年ぶりの個展に、手描きやしぼり、型染めといった技法による約100点を出展。
コチョウランの絵柄を染め付けた本友禅の着物、しぼりの模様と色合いが美しい藍(あい)染め、草木染めのタペストリー、のれん、テーブルセンターなどが並ぶ。さらにジンベエザメと小魚の群れを淡いグラデーションで際立てたり、森の小川で水を飲むシカを渋い色使いで表現したりした絵画調の作品も目を引く。
志戸部の女性(69)は「さまざまな技法を駆使されて豊かな色や繊細な味わいが表現されていて素晴らしい」と感心しきりの様子だった。
手描き友禅講師・赤松梢さんによる「花友禅作品展」
- 2022年7月16日
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