岡山県津山市の手芸サークル「て・ての会」は7日、新型コロナウイルス感染拡大によるマスク不足の解消に役立ててもらおうと、マスクに飛沫が直接付着するのを防ぐ布製カバー約150枚を市社会福祉協議会に贈った。
同協議会の事務所がある津山市山北の市総合福祉会館で、8日から平日のみ、重症化するリスクが高い人がいる世帯を優先して無償で配布している。
筒状でマスク全体を覆う構造。洗濯して繰り返し使用でき、既製品などの消費ペースを抑えられる。代表の岡本初子さん(65)がネットで見つけ、3月下旬に会員たちで子ども用、大人用サイズの2種類を製作した。
贈呈式が同館であり、会員8人が出席。岡本代表は「ぜひ活用いただきたい」と話し、小山了同協議会長は「皆さんの温かい気持ちをもらった。できる限り弱者の人たちに届けたい」と礼を述べた。
て・ての会(現会員18人)は1988年から活動。同協議会の登録ボランティア団体で、幼児がいる家庭や福祉施設で使われている布製の絵本やおもちゃなどを手掛ける。
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マスクのカバーを贈る岡本代表
手芸サークル「て・ての会」がマスクカバーを社協に贈る/岡山・津山市
- 2020年4月8日
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