岡山県津山市の津山中央病院で27日、小学生から高校生までを対象にした見学会「オープンホスピタル」が開かれ、30人が院内の様子や先端医療機器を見て学び、医療従事者の仕事に対する理解を深めた。
同圏域企業の魅力にふれるつやま産業支援センター主催の「つやまエリアオープンファクトリー2024」の一環として開催。
子どもたちは保護者とともに、医師や看護婦らの説明に耳を傾けながら、がん治療に使われる陽子線照射装置と陽子線を発生させる大規模な装置、ドクターカーや手術用ロボット「ダビンチ」を見て回った後、腹腔鏡(ふくくうきょう)手術器具の操作や超音波(エコー)検査、乳児の沐浴といった医師、看護師らの仕事を疑似的に体験。
普段立ち入ることのない場所に入り、触ったことのない道具に触れるなどして特別な時間を満喫した。
岡山市から来た小学3年の竹花拓真君(8)と小学5年の聡真君(11)兄弟は「前から病院の中が気になっていた。実際に見てみるとすごい機械がそろえてあってたくさんの命を救っていることを知り、とても驚いている」「医者や看護師のほかにいろんな人が仕事をしているのがわかった。みんな人を助けようと頑張っている。とてもかっこいいと思った」と話していた。