本年度「津山市二十歳を祝う会」が7日、岡山県津山市の津山文化センターで開かれ、華やかな振りそでや真新しいスーツに身を包んだ20歳の若者たちが、大人として気持ちを新たにし、一歩を踏み出した。
民法改正に伴い、成人年齢が18歳に引き下げられ昨年から名称を変更。2003年4月2日から04年4月1日までに生まれた975人(男483人、女性492人)を祝福した。
式典には779人(男425人、女354人)が出席。谷口圭三市長は「困難に直面した時は地元の懐かしい風景や友人が支えになる。人生の目標を見定めて高い志を持ち、たくさんの挑戦をしてほしい」と激励。中島完一市議会議長は「みなさんの柔軟な発想力と積極的な行動力を生かし、変化の多い時代を力強く生き抜いて」とあいさつした。
出席者を代表して苅田明佳里さん(関西学院大学2年)らが謝辞を述べ、「新しい出逢いを元に可能性を広げ、打たれ強く芯のある大人になりたい」「人との関わりを大切にし、誰かの支えになるような社会人を目指して日々精進する」と決意を表明した。
この後、若者たちは久しぶりの再会を喜んだり、一緒に写真を撮ったりするなど会場は笑顔に包まれていた。
今回祝福を受けた世代が生まれた03年度は▽阪神タイガースが星野仙一監督の下で18年ぶりにセ・リーグ優勝▽米英軍がイラクに軍事作戦を開始。日本は戦闘下のイラクに自衛隊を派遣した▽中国やベトナムで新型肺炎SARSが流行といった出来事があった。