作州津山商工会は13日、津山市との意見交換会を岡山県津山市の商工会本部で開き、持続可能な地域経済や産業振興への連携強化を呼びかけた。
同商工会は田村正敏会長ら役員14人、市側枽村功士副市長、中川竜二産業経済部長ら11人が出席。
商工会の現状と重点施策、市産業経済部所管事業の説明に続き、商工会側は行政と連携した「創業支援強化プラン」として▽トータルマネジメントするインキュベーション施設の整備・運営▽パラレルワーク(副業)のマッチング支援―などの取り組みを提案した。
質疑応答では商工会側から「創業支援の相談が増えており、大半は手元資金が少ない中、市のサポート補助金の要件は厳しいのでは」「会員は小規模事業者が9割を占めており、厳しい経営環境が続けば商工業者の減少が加速しかねないが対策は」といった意見が出された。
これに対して市担当者は「創業が重要視され、チャレンジャーを応援しきれていない状況から現在、間口を広げた支援策を設けるべく動いている」「経営の安定や人材の確保・育成、新事業参入、新商品開発など、産業支援センターで多岐にわたるサポートをしており、今後も小規模事業者を支援していく」などと答えた。